住まいの快適さの重要な要素である断熱性能。寒暖差の厳しい東北地方では高気密・高断熱の家を建てないと、夏は暑く冬は寒い住みづらい家になってしまいます。
しかし、『断熱性能の高い家』と一言で言っても、クリアすべき指標やメリット・デメリットなど、あらかじめ頭に入れておくべきポイントがいくつかあります。東北地方で住まいを建てるなら、断熱性能に関してはしっかりと理解しておくことが重要です。
そこで本記事では断熱性能の高い家を建てるための指標やメリット・デメリットなどを詳しく解説します。これから東北で家を建てる予定の方は、ぜひ参考にしてください。
東北地方の断熱性能は高断熱・高気密が基本
東北地方で家を検討している方は、まず断熱性能についてしっかりと理解しておきましょう。断熱性能には抑えておくべきポイントが以下4つあります。
以下でそれぞれ詳しく解説するため、ぜひ参考にしてください。
高断熱とは
高断熱とは、断熱性能が高い状態のことを言います。断熱性能は、家の断熱性能を評価するための数値で、外皮平均熱貫流率と呼ばれ、『UA値』で表します。
UA値が小さいほど断熱性が高く、室内の空気が外に逃げにくい状態で、東北のUA値は0.75以下が望ましいとされています。高断熱の住宅では断熱材が外気温を遮断するため、床・壁・天井等の表面温度と室温にあまり差が出ません。
一方、断熱性の低い住宅は外気温の影響を受けやすいため、断熱性能が高い住宅と同じ室温であっても、実際の室温よりも寒く感じます。
高気密とは
気密性とは、住宅において室内と外部の空気を分断する性能のことです。気密性が高いと室内と外の空気が出入りしづらくなり、室内を一定の環境に保ちやすくなります。
気密性能は『C値』で表し、数値が低いほど建物の隙間が少ないことを示します。一般的な住宅のC値は10㎠/㎡で、高気密をうたっているメーカーのC値は1.0㎠/㎡以下とされています。
C値は実測値であることから、実際に家を建ててからでないと測定できないという特徴があります。そのため、気密性の高い家づくりをしたいなら、あらかじめ依頼するハウスメーカーがどの程度のC値を基準としているのかを確認しておくと良いでしょう。
外皮平均貫流(UA値)とは
外皮平均貫流(UA値)とは、外皮を介して住宅全体の熱がどの程度逃げやすいのかを表す数値です。外皮は建物の外部と内部を隔てる境界である壁や窓、屋根のことを言います。
UA値が小さいほど熱が逃げにくく、断熱性能の高い住宅であることを示します。逆に、UA値が大きい住宅は、断熱性能が低い住宅といえます。
地域区分とは
正式名称は「省エネルギー基準地域区分」といい、地域ごとに求められる断熱性能が異なります。全国すべての地域は「1~8」の8つの地域に指定されており、住宅建設の届出を行う土地がどの地域区分になるのかによって、達成すべき基準値が変わります。
寒い地方は1~4程度、南下していくにつれ地域区分の数字は大きくなります。地域区分は、山間部や沿岸部のように地形で気候が大きく異なる場合には、同じ県内でも地域区分の数字が変わってくるので注意が必要です。
地域区分 | 都道府県名 |
---|---|
1~2 | 北海道 |
3 | 青森県 岩手県 秋田県 |
4 | 宮城県 山形県 福島県 栃木県 新潟県 長野県 |
あなたの家を建てる予定のエリアがどの地域区分に属しているのか、事前にチェックしておきましょう。
東北地方で断熱性能の高い家を建てる際のポイント
東北地方で断熱性能の高い家を建てる際のポイントは以下の3つです。
以下でそれぞれ詳しく解説するため、ぜひ参考にしてください。
窓の断熱性を上げる
高断熱の家をつくるにあたり、窓の断熱性能は重要です。窓の断熱性能が低いと、外気の熱や寒さが部屋の中に入り込み、あっという間に室内の温度は変化します。
そこで、室内の温度変化を防ぐために考慮したいのが、窓ガラスとサッシの2つです。いくら窓ガラスを断熱性能の高い『断熱窓』にしたとしても、『サッシ』の間にスキマがあったり、熱を伝えやすい素材で作られている場合には断熱効果は低下します。
窓の断熱性能を上げるためには、『窓ガラス』と『サッシ』どちらも高断熱の素材を使用する必要があります。
壁・床・天井の断熱を意識する
住宅の快適性を向上させるためには、壁・床・天井全体に断熱材を施し、室内の熱を逃さないことが重要です。住宅全体を高断熱の素材で包み込むことで、暖かい空気が外部に逃げにくくなり、廊下やトイレ、浴室などの寒さが厳しい場所も暖かく保てます。
特に外気に接する面が広い壁の断熱性能向上は、結露の予防や冷暖房の効率改善に繋がるため重要です。壁・床・天井など住まいの総合的な断熱対策を施すことで、一年を通して快適な住環境を確保できます。
計画換気を行う
高断熱・高気密住宅は家の隙間がほとんどないため、自然な空気の循環ができません。換気が十分できないと結露が生じ、カビの発生や建材の腐食などを招きます。
家の損傷を防ぐため、機械による換気システムを導入し、快適な環境と新鮮な空気を確保することが重要です。現在では、24時間換気システムの導入が義務化されているため、そこまで気にすることではありませんが、意識的に換気を行うようにしましょう。
東北で断熱性能の高い家を建てるメリット
東北で断熱性能の高い家を建てるメリットは以下の4つです。
以下でそれぞれ詳しく解説するため、ぜひ参考にしてください。
快適な室内環境になる
東北は寒暖差の厳しい環境であるため、断熱性能の高い家を建てることで1年中快適に過ごせます。特に冬は外気からの冷気を遮断する性能に長けており、暖房で暖めた室内の空気を冷やしません。
暖かさを保つだけではなく、熱効率も高まるので省エネにつながるため、断熱性能の高い家は光熱費の節約にもなります。
健康に良い影響がある
断熱性能が高い家は部屋ごとの温度の差が生まれづらく、結果として健康にも良い影響を与えます。
冬場は急激に寒い部屋に移動することで血管の収縮が起こる『ヒートショック』を防ぐことができますし、夏場は熱中症対策にもなります。断熱性能の高い家は部屋の温度を均一に保つことができるため、健康にも良い影響があると言えるでしょう。
節電できる
断熱性能が低い家は、エアコンの温度や風力を変えても窓や天井から空気が逃げていってしまい、快適な室温にはなりづらいです。
一方、断熱性能の高い家は外気の影響を受けづらいため、エアコンなどの空調機器が効率よく稼働でき、無駄な電力を消費しません。断熱性能の高い家を建設すると省エネ住居に認定され、国からの補助金も受けることができます。
補助金を受けられる可能性がある
高気密・高断熱住宅では以下の補助金を受けられる可能性があります。
1つ目は地域型住宅グリーン化事業です。地域型住宅グリーン化事業は、長期優良住宅や低炭素住宅など、省エネルギー性能や耐久性能等に優れた木造住宅を新築する場合に受けられる補助金です。
補助を受けるには、国土交通省の採択を受けたグループ(原木供給・製材・建材・設計・施工などの業者)に建設を依頼します。高気密高断熱住宅は省エネルギー性能に優れた住宅であるため、対象となる可能性があります。
2つ目は、ネット・ゼロ・エネルギーハウス(ZEH)支援事業です。太陽光で発電したエネルギーと消費エネルギーが概ねゼロになる住宅をZEH(ゼッチ)といいます。
国は現在ZEHの普及を勧めており、ZEHを取得する場合に補助金を交付しています。そのため、高気密高断熱の住まいであれば、ZEHの補助金を受け取れる可能性があります。
これらの制度には期間や条件がありますので、事前に調べておきましょう。
東北で断熱性能の高い家を建てるデメリット
東北で断熱性能の高い家を建てるデメリットとしては、以下の2点が挙げられます。
以下でそれぞれ詳しく解説するため、ぜひ参考にしてください。
コストが高い
断熱性能の高い家は、断熱材や樹脂製窓などの質の高い建材の使用が必要なため、建築コストが高くなりやすいです。また、長期間の性能維持を確保するためには防水、耐震性、耐久性を考慮する必要があり、さらに建築コストがかかることも。
日本では安価なコストで入手できない建築材料もあり、一般的に高性能住宅には300万円から500万円ほど追加で費用が発生する場合があります。
空気がこもりやすい
断熱性能の高い家は高気密・高断熱なため、外気が流入しにくく、空気がこもりやすい状態です。部屋の空気がこもり、湿気が多くなると結露やカビが発生しやすくなり、健康被害が出る可能性もあります。
そのため、計画換気をして空気の流れを人工的に作るようにしましょう。
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項目 | 詳細 |
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会社名 | アトラスハウス株式会社 |
会社住所 | 〒963-8017 福島県郡山市長者一丁目7-17 |
創業年数 | 2011年6月 |
対応エリア | 福島県近郊 |
公式サイト | https://www.atlashouse.jp/ |
福島県郡山市で東北の寒い環境にも耐えられる、断熱性能の高い注文住宅を建てるなら『アトラスハウス』がおすすめです。アトラスハウスは予算内で理想の家が実現できるコミコミプランを提供しています。
アトラスハウスのコミコミプランなら、他社では高価なオプションになることが多い断熱性能の高い真空トリプルサッシ、羊毛断熱材、などが基本装備です。お得に高性能な住まいを実現できるでしょう。
断熱性能の高い住宅建設をお考えの方は、アトラスハウスを検討してみてください。
まとめ
東北地方では寒暖差の激しい気候に対応するため、高断熱・高気密の住宅が重要です。建築においては、外皮平均貫流(UA値)や地域区分に配慮し、窓や壁・床・天井などの断熱を行うことがポイントになります。
高性能な住宅は費用が高いことなどのデメリットがありますが、1年を通して快適な室内環境を維持するためには必須と言えるでしょう。『アトラスハウス』では、高断熱・高気密の新築住宅を建設したい方にピッタリのプランを用意しています。
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